<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2016年12月13日

【知 識】滋賀大学とPwCあらた データサイエンス分野で共同研究を開始


滋賀大学とPwCあらたは、データサイエンス分野で共同研究を開始する。滋賀大学が新設する「データサイエンス学部」を拠点に、実践的な教育プログラムの開発と、ビジネス面での本格的なデータサイエンス活用について、互いの知見・経験を持ち寄り、産学連携で教育・研究に取り組む。

滋賀大学は2017年4月、データ収集、分析から意思決定、さらに新たな価値創造までを担える人材の育成を目的に日本初の「データサイエンス学部」を開設する。学部長には、竹村彰通データサイエンス教育研究センター長(前東京大学大学院情報理工学系研究科教授、元日本統計学会会長)が就任予定で、第一期生を迎え入れる体制整備を急ピッチで進めている。情報通信技術が発展し、ビジネス、医療、教育、行政などあらゆる分野でデータ分析力が求められる中、より実践的なプログラムを学生に提供すべく、学外との連携にも注力している。PwCあらたが会計監査において培った知見をもとに、データサイエンスの会計及び監査を中心としたビジネスへの応用についての研究、企業会計実務データを用いた演習教材の開発などで協働する。

PwCあらたは2006年の法人設立以来、会計監査業務へのIT活用を推進する。仕訳データを全てコンピューターに取り込み、不正の疑義のあるものを効率的にチェックするアプローチなどをすでに実施している。滋賀大学との連携により、データサイエンスの専門家の支援を得て、分析技術をより高度化する他、ビッグデータアナリティクスによる不正会計予測モデルの開発などを計画している。また、2016年10月に設置した法人内のR&D機関「AI監査研究所」においても、学術界から助言を受けながら、会計監査業務に人工知能(AI)を活用することによる品質向上について研究する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識