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2016年12月12日

【物 流】年末年始の渋滞ランキングのとりまとめ(平成27年度)


国土交通省は、平成27(2015)年度の年末年始の渋滞ランキングのとりまとめを公表した。国交省は、道路の快適利用のため渋滞の回避や分散利用を訴えた。また、円滑で快適な地域の活力向上にも資する道路交通サービスの実現を目指して、今後はETC2.0の情報も利活用し、引き続き渋滞の要因把握や対策の推進を図ると述べた。

【対象道路】
直轄国道及び以下の高速道路会社が管理する道路
東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路、本州四国連絡高速道路、首都高速道路、阪神高速道路 

【対象期間】
平成27(2015)年の年末年始

【主な集計項目】
渋滞損失時間(高速道路のみ渋滞要因内訳)

高速道路のIC区間別渋滞ランキングでは、大都市から地方部へ帰省や観光に利用する主要路線の区間が上位にランクインし、1位は東名高速道路の上り方向、海老名JCT〜横浜町田で13.9kmの延長があった。渋滞損失時間の合計は546万人・時間で、高速道路を利用した1台あたり8分に相当する。渋滞損失時間要因別内訳としては、上位30位の渋滞損失時間のうち、約7割で40km/h以下となる渋滞が発生しており、そのうちの約6割が交通集中による渋滞であった。工事が原因となる渋滞は発生していない。

都市高速道路のJCT区間別の渋滞ランキングでは、高速道路のIC区間別の渋滞と同じく大都市中心から帰省や観光に利用する路線・区間が上位にランクインした。1位は神戸線の下り方向、西宮JCT〜第2神明接続部であり、24.9kmの延長があった。渋滞損失時間の合計は105万人・時間。都市高速道路を利用した1台あたり4分に相当する。

直轄国道の路線別交通状況ランキングでは、国道1号の三重県四日市市の中部交差点〜日永五南交差点で延長は3.7kmであった。渋滞損失時間の合計は2.8千万人・時間。これは、年間で約1.5万人分の労働力に相当する。

国道1号〜20号の渋滞損失時間は1.5千万人・時間であり、時間では、直轄国道全体の約5割で発生している。大都市部だけでなく、帰省に利用する地方都市の中心部の区間が上位にランクインした。

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投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連