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2016年12月02日

【環 境】トヨタ自動車 中国の研究開発拠点を拡張


トヨタ自動車は、中国の研究開発拠点であるTMEC(※)において、設立時の投資計画に基づいた既存実験棟の増強、新実験棟の建設、電池評価試験棟の新設およびテストコースの増強を実施することを公表した。完成は、平成30(2018)年末以降を予定している。

TMECは、平成22(2010)年に「中国のためのクルマづくり」に向け、開発体制の現地化と強化を目的に設立された。以来、中国産ハイブリッドユニット搭載車の中国市場への普及を目指し、取り組みを推進。平成24(2012)年には主要ハイブリッドユニットの現地生産会社として「トヨタ自動車(常熟)部品」(ハイブリッド用トランスアクスルの製造会社)、また、平成25(2013)年には「新中源トヨタエナジーシステム」(ハイブリッド用電池製造会社)が設立。平成27(2015)年10月、中国産ハイブリッドユニット搭載の「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」の販売を開始した。

トヨタ自動車は、従来より、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車と、それぞれの特徴を活かしながら、全方位でエコカーの開発を進め、普及に努めている。中国においても、中国政府の「省エネ・新エネ車発展企画」のもと、環境に優しいクルマを導入していく計画で、現在取り組みを進めているハイブリッド車の普及に加え、「カローラ」「レビン」のプラグインハイブリッド車の導入を予定している。また、燃料電池車の中国での実証実験開始に向けた準備を推進する他、中国市場への電気自動車導入についても検討していく。中国市場の競争激化、および法規制の厳格化が進む中、中国における開発拠点であるTMECの施設を拡張し、技術開発機能を強化することで、中国での「もっといいクルマ」づくりをさらに推進していく。

※TMEC Toyota Motor Engineering & Manufacturing (China) Co., Ltd.
トヨタ自動車研究開発センター(中国)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:20| 企業の取り組み 【機関別】