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2016年11月21日

【物 流】JR貨物 輸送動向について 2016年10月分


日本貨物鉄道(以下、JR貨物)は平成28(2016)年10月分の輸送動向を同年11月16日に公表した。10月度は台風18号の接近と仙台・福島地区風規制等の影響を受け、月全体で高速貨が20本運休(前年同月:高速貨73本/専貨2本が運休)となった。また、台風10号の影響で現在も不通となっている石勝線・根室線はトラック・船舶による代行輸送を継続して実施した。

コンテナでは、自動車部品(65千トン/前年比106.0%)が熊本地震で被災した現地工場の復旧に伴い荷量が回復し好調となった。更にエコ関連物資(37千トン/前年比104.1%)が北海道内での建設発生土輸送が堅調に推移し、合計で1,966千トン(前年比95.5%)となった。一方で、農産品・青果物(240千トン/前年比91.4%)が台風10号の影響や北陸・新潟地区の民間流通米輸送の低調を受け減送となった。他にも紙・パルプ(268千トン/前年比91.3%)が新聞紙・コート紙の需要低下により発送減となり、積合せ貨物(236千トン/前年比97.0%)、化学工業品(186千トン/前年比96.0%)も前年を下回った。

車扱貨物全体では、710千トン(前年比98.1%)であり、石油が初旬から中旬にかけてのガソリンの仕切り価格上昇等により低調な荷動きが影響した。
コンテナ貨物・車扱貨物の合計は、2,676千トン(前年同月比96.1%)であった。

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投稿者:gotsuat 09:40| 物流事業者