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2016年11月04日

【アジア】川崎重工業 韓国で世界最大規模のセメント排熱発電設備を受注

川崎重工業は、韓国最大手のセメント会社である雙龍洋灰工業より、同社の東海工場向けに、セメント排熱発電設備を受注した。

同設備の発電出力はセメント排熱発電設備として世界最大規模の43.5MWで、2019年春の稼働開始を予定している。 今回受注したセメント排熱発電設備は、セメント製造の焼成工程において発生する排ガスの熱を回収して発電を行う排熱回収ボイラ10缶と蒸気タービン発電設備1基などで構成され、川崎重工業はプラント全体のエンジニアリング、排熱回収ボイラや蒸気タービン、制御装置等の供給、客先供給機器の基本設計および工事・試運転の技術指導を担当する。

同設備の設置により、これまで大気に排出していたセメントプラントの排ガスを有効活用し、プラント全体の電力消費量の約30%を賄うことができるとともに、年間約17万トンのCO2削減にも貢献する。

川崎重工業は、1980年に国内向けに初めてセメント排熱発電設備を納入し、2006年には中国に同設備の設計・調達・工事を一括して対応する合弁会社を設立した。これまでに継続的に実績を重ね、世界のリーディングカンパニーとして、国内外合わせて約250件の納入実績を有している。韓国においても、これまでに3件の納入実績があり、これまでの実績に裏付けられた同社の信頼性や技術力が高く評価された今回の受注に繋がった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| アジア