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2016年10月31日

【物 流】「第1回 荷主との連携や事業の共同化等による生産性向上方策に関するガイドライン策定ワーキンググループ」を開催


平成28(2016)年10月26日、国土交通省(国交省)は「第1回 荷主との連携や事業の共同化等による生産性向上方策に関するガイドライン策定ワーキンググループ」を開催し、その結果を発表した。

国交省では、現在実施中の「トラック運送業の生産性向上に係る補正予算事業」(平成27(2015)年度補正予算事業)のメニューの一つである「事業の共同化による積載率向上の事例調査」で、荷主やトラック運送事業者が、連携や事業の共同化等を通じて生産性の向上に取り組むためのガイドラインや事例集をとりまとめることとなっているが、トラック輸送における専門的な知見がある立場からの意見を聴くために、トラック運送事業者や荷主等を構成員とした同ワーキンググループを設置、開催した。
 
今回開催した第1回会議では、トラック運送事業における調査の進捗状況の報告やトラック事業者だけでなく荷主にも納得感のあるガイドラインの策定方針、構成などについて議論を行った。生産性向上の中でも、事業の共同化による積載率の向上はキーとなるため、調査の中心として検討し、トラック運送事業者及び荷主を対象にしたセミナーを開催したり、ガイドラインを配布するなどして、啓発を図ろうとしている。

トラック輸送に係る解決すべき課題として、マーケットの縮小や多頻度少量化による積載率の低下や、コンプライアンスを厳密化することでの長距離輸送の効率低下といった「輸送面」、勤務時間の1割程度で発生する手待ち時間や費用をもらえない付帯業務といった「貨物の荷卸面」、その他ではドライバー不足や契約の存在しない業務があること等が挙げられている。これらの事例を中心に調査し、盛り込むべき効率化策とその事例を討議した。第2回検討会は11月中下旬に行われる予定。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連