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2016年10月28日

【知 識】NRIサイバーパテントとFRONTEO 特許調査におけるAI活用で協業開始


NRIサイバーパテントとFRONTEO(旧UBIC)は、NRIサイバーパテントが提供する特許情報サービス「NRIサイバーパテントデスク2」と、FRONTEOが提供する人工知能による特許調査・分析システム「Lit i View PATENT EXPLORER(以下、「PATENT EXPLORER」)」の連携により、特許調査におけるAI活用の促進を目指す協業を開始する。

国内だけでも、年間約30万件行われている特許の出願手続きに代表される知的財産分野においては、膨大な文献を対象とした調査、分析に多大な労力と、高い専門スキルが求められている。

今回の両社の取り組みでは、高度な検索機能と多彩な閲覧機能を持つ「NRIサイバーパテントデスク2」と、FRONTEOが独自に開発した人工知能「KIBIT(キビット)」により特許の調査・分析作業を効率化させる「PATENT EXPLORER」の2つを連携させることで、先行技術調査や無効資料調査など、調査・分析作業の効率化を実現する。

この協業により、例えば1,000件の特許文献調査に際して、「PATENT EXPLORER」によるスコア付けを行うことで、上位10−20%(100−200件)の文献調査に注力できるなど、調査効率の大幅な向上が期待できる。また、スコア付けされた結果のフィードバックを行うことで、人工知能「KIBIT」が再学習を行い、より精度の高い結果を導くことが期待できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 知識