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2016年09月28日

【知 識】GEパワーと東電FP 火力発電分野におけるIoTの共同での開発・導入について基本合意


GEパワーと東京電力フュエル&パワー(以下「東電FP」)は、GEが開発した産業向けIoT(※1)プラットフォームであるPredix(プレディックス)(※2)を活用し、火力発電分野におけるIoTソリューションの共同での開発・導入について基本合意した。東電FPは、富津火力発電所4号系列(燃料:LNG、定格出力:50.7万kW×3軸)において、アセット・パフォーマンス・マネジメント(以下、「APM」)(※3)を導入し、その効果を検証する。

このプロジェクトは、電力会社の既設発電設備にGEの提唱するデジタル・ソリューションを導入する日本初の取り組みで、長期的な信頼性および運用面の柔軟性向上やライフサイクルコストの削減に寄与する。GEと東電FPは、このAPMのみならず、今後、Predixによるビッグデータ分析を活用し、東電FPのビジネスの最適化を図るデジタル・ソリューションに取り組む。

※1 IoT
コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在するさまざまな「モノ(物)」をインターネットに接続したり相互に通信させることにより、自動認識や自動制御、遠隔監視などを行うこと

※2 Predix(プレディックス)
GEが開発した産業向けオペレーティングシステム。このPredixは、APMをはじめとする数多くのアプリケーションを産業用機器と接続し、データ収集や分析を行い、リアルタイムに事業者に知見を提供することで機器やプラントなどの性能や生産性を向上させる役割を担う

※3 アセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)
産業用機器の信頼性や有用性を向上し、産業用機器メンテナンスの最適化、システムに関する費用の削減を目的としてGEが開発したPredix上で稼動するアプリケーション

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識