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2016年09月07日

【流 通】日本郵船とAGUA JAPAN 新技術による防さび処理剤マリンガードを共同開発


日本郵船とAGUA JAPANは、塗料に含まれるさび転換機能を応用することで船上のさびを防ぐ処理剤「MG100(通称:マリンガード)」を新たに開発した。

マリンガードの防さび効果は日本郵船が所有し、八馬汽船が船舶管理を行う石炭専用船のデッキ(甲板)、バラストタンク(※1)、配管などで約2年半にわたる検証を続けた結果、実証された。

従来、乗組員による塗装整備では、一般的に、さびをケレン(※2)し、その後に防さび塗料を塗っていたが、塩分や水分が多い船上で赤さびを完全に除去することは困難だった。マリンガードの開発により、赤さびを黒さびへと転換させることで腐食を防止し、新たなさびの発生を防ぐことが可能となる。これにより、乗組員にとって大きな負担となっていたケレン作業を省略し、かつ防さび塗料のコスト削減にも直結する効果が期待できる。


※1 バラストタンク
船舶の重量バランスを安定させる目的で海水を錘(おもり)として船内に取り入れるためのタンク

※2 ケレン
さびを落とすための作業またはその工具の総称

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通