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2016年09月07日

【知 識】三菱重工業等造船会社とのアライアンス構築に向け協議開始


三菱重工業は、2015年10月に長崎地区で事業会社を設立し、商船事業の構造改革を推進している。同社は造船業界を取り巻く環境は、世界規模で急激に変化してきており、日本の造船業がグローバル市場で競争力を確保し、持続的に成長していくためには、迅速かつ革新的な取り組みが求められていると認識している。

三菱重工業は、そのような認識を共有するとともに、商船事業のグローバル市場における競争力の相互補完やシナジーが見込める今治造船、大島造船所、名村造船所との間で、新たなアライアンス構築に向けた協議を開始した。これは、三菱重工業の強みである造船技術力およびエンジニアリング力と、他造船会社の有する製造能力およびコスト競争力とを組み合わせ、開発力の強化も含めて、商談への対応力向上と一層のコストダウンを実現し、グローバル市場における競争力強化を加速する。

また、三菱重工業が有する商船技術リソースを以って日本の造船技術の継承・発展に資することとし、日本の商船技術を世界に発信していく新たな基盤技術づくり・人材育成を目的として、先進技術開発、造船技術・技能教育を行う技術センターの設立の検討を開始する。今後、日本の造船・海運等の各社に本センターへの参加を広く呼びかけ、業界の様々な知見の融合により、世界における日本の造船業のプレゼンス向上を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識