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2016年09月05日

【流 通】長瀬産業とバイオニクス 世界最薄の血流認証技術を開発


長瀬産業とバイオニクスは世界最薄で世界初の屋外での使用が可能な接写式血流認証技術を開発した。この技術により血流認証システムをスマートフォン、ノートパソコン、そして車載に至るまであらゆるシーンで搭載が可能になる。

ネット社会の進展により重要な情報がネットワーク上に氾濫し、世界的にセキュリティ需要は高まりを見せている。そのため指紋、虹彩、顔などの人体の情報そのものを利用して本人であることを認証する生体認証の市場が拡大している。
なかでも血流認証は高い認証精度と複製の難しさから金融機器など信頼性の必要とされる分野で採用されているが構造とサイズの点から小型機器への組込や太陽光の影響のある屋外での使用が困難とされている。
今回、長瀬産業では血流認証システム開発、製造会社であるバイオニクスと協力し、光学技術とアルゴリズム処理の組み合わせにより接写型血流認証システムとして世界最薄で世界初の屋外使用を実現した。

従来のセキュリティ産業に加え、FintechやIoT市場を考慮すると生体認証の世界市場規模は2024年までに1.5兆円規模に成長する(Tractica社調べ)と考えている。
長瀬産業とバイオニクスはこの技術をベースに情報端末、スマートホーム、FAシステム、医療システム、車載などをターゲットとしてセキュリティ関連ビジネスに進出する。長瀬産業が持つ世界の販売ネットワークとバイオニクスが創業以来国内の住宅市場で研鑽してきた技術力とノウハウを活かし、日本国内のみならず、世界に向けて積極的に提案し事業展開する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 流通