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2016年08月31日

【物 流】長大トンネル等における災害時の通行規制を緩和


平成28(2016)年8月26日、国土交通省は被災地への迅速なエネルギー輸送の確保のため、長大トンネル等の通行の際、安全を確保する場合には危険物を積んでいるタンクローリー等でも通行が可能になることを、各道路管理者に対して通知したことを発表した。

現在、長大トンネル(長さ5,000m以上)や水底/水際トンネルにおいては、トンネルの構造を保全し、または交通の危険を防止するためにタンクローリーを含めた危険物を積載している車両の通行を禁止や制限している。

今回の規制緩和では、災害時に被災地への迅速なエネルギー輸送を確保するために、以下の3点の条件を満たした場合、石油等を積載したタンクローリーでも長大トンネルを通行することが可能となる。

@災害応急対策に必要な物資の緊急輸送やその他の災害応急対策を実施するために、被災した地方公共団体等から要請があった場合。
A石油等を輸送するタンクローリーの前後に誘導車を配置するといった、エスコート通行方式を行い、他の一般車両と一定の間隔を保ち通行の安全を確保する。(誘導車については、事前に車両や運転、通行の要件について道路管理者の確認を得る必要がある。)
B通行の直前に、道路管理者への連絡を行う必要がある。

今後、長大トンネル等を管理する各道路管理者における必要な手続きが整い次第、通行規制が緩和される予定である。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連