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2016年08月31日

【知 識】ジャパンホームシールドと東急リバブル 共同出資による新会社設立


LIXILグループのジャパンホームシールドと東急リバブルは共同出資により、東急リバブルの売買仲介サービスにおける建物検査・住宅設備検査などを専門に行う新会社ファーストインスペクションサービスを設立した。

ジャパンホームシールドと東急リバブルでは東急リバブルが2012年10月より業界に先駆けて開始した「リバブルあんしん仲介保証(以下『あんしん保証』)」の建物検査をジャパンホームシールドが担当している。中古住宅売買での瑕疵担保責任(※1)の不安を解消し、売主・買主の双方にメリットのあるサービスとして、21,000件を超える申込みに対応してきた。

2016年4月にスタートした国土交通省の「住生活基本計画」には、2025年までに中古住宅の市場規模を倍増させる目標が掲げられ、建物状況調査(インスペクション)や既存住宅売買瑕疵保険(※2)等を活用した品質の確保が基本的な施策として明記された。また、2016年5月には専門家によるインスペクションの活用促進のため、不動産売買取引時における買主様へのインスペクションの説明義務等を規定した宅地建物取引業法の改正案が成立している。

今後、インスペクションの普及により、そのニーズはこれまで以上に高まるものと予測される。そうした背景のもと、検査品質の維持・向上及び拡大する検査件数にも対応できる体制の構築を目的として共同での新会社設立に至った。

ファーストインスペクションサービスは、2016年10月より、『あんしん保証』向けの建物検査・住宅設備検査をはじめ、東急リバブルが提供する不動産に係るサービスの窓口として業務を行う。


※1 瑕疵担保責任
不動産流通経営協会〈FRK〉作成のFRK標準書式では、売主様は買主様への引渡しから3ヶ月間「主要構造部位の木部の腐食〈一戸建のみ〉」「雨漏り」「シロアリの害」「給配水管の故障」に関する瑕疵の補修の責任を負うと規定している

※2 既存住宅売買かし保険
新耐震基準(昭和56年6月1日施行)に適合している既存(中古)住宅について、第三者の検査機関が住宅の検査を行い住宅の品質の確保の促進等に関する法律に定める、基本構造部分の隠れた瑕疵について1年間または5年間の瑕疵保証を行う有料保険制度

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識