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2016年08月29日

【環 境】トヨタL&F 日本初となるリチウムイオンバッテリー搭載リーチタイプ電動FL発売


豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、1.35〜1.8トン積リーチタイプ電動フォークリフト「GENEO-R(ジェネオR)」に日本初となるリチウムイオンバッテリー(以下、リチウム電池)を搭載したオプション車を、平成28(2016)年9月より、販売を開始する。

国内における電動フォークリフト市場は、環境意識の高まりや大型物流倉庫の新設などを背景に拡大しており、平成2(1990)年に28%だった電動車比率は平成27(2015)年には55%と伸長し、今後も堅調な推移が見込まれる。一方で、現行の電動フォークリフトに搭載されている鉛バッテリーには「充電時間短縮」や「バッテリー管理の手間削減」などの課題があり、それらの改善として今回、リチウム電池搭載オプション車を設定した。

従来、鉛バッテリーは充電に約8時間を要していたが、リチウム電池搭載オプション車では高効率な別置き急速充電器の採用により、8分の1となる約1時間に短縮できる。これにより昼夜勤で使用するなど稼働率が高く、鉛バッテリーを2個保有し、交換しながら使用してある場合でもリチウム電池1個で連続稼働が可能になるとともに、重量物である鉛バッテリーの交換作業が廃止されることで作業者の負担が軽減される。また、鉛バッテリーで必要な精製水の補水作業や清掃といったバッテリー管理が不要となりさらに、リチウム電池と急速充電器の効率化により鉛バッテリーに比べ電気代を約20%低減、バッテリー管理とあわせてランニングコストを低減する。

なお、同商品にはフォークリフト向けテレマティクスサービス (稼働管理システム)「TOYOTA T_Site」を標準搭載している。「TOYOTA T_Site」の活用により、現場における車両やオペレーター毎の走行・荷役時間やバッテリーの使用状況などの情報を把握することが可能であるうえに、車両への衝撃回数やレベルを検知し通知する機能を備えており、フォークリフト作業の安全管理をサポートする。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】