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2016年08月18日

【流 通】三菱伸銅 魚網用銅合金線を使用した生け簀の大規模商業実証試験を開始


三菱伸銅は、チリの国営銅公社コデルコ社傘下のECOSEA社及び豊田通商と連携して、三菱伸銅の魚網用銅合金線「UR30ST」を採用した生け簀にてブリを対象とした大規模実証実験を実施する。

この実証実験で使用する生け簀は、ECOSEA社が開発した最新鋭の沈降型であり、実証実験は、近畿大学 水産・食料戦略分野教授の有路昌彦博士の全面指導のもと、東京一番フーズ傘下の長崎ファームで実施する。ECOSEA社は、日本を初めとしたアジア各国や世界において、世界的潮流にある沖合養殖用に沈降型生け簀の事業化を目指している。

沖合養殖は、慢性化している養殖魚の供給不足を補いうる次世代の養殖方法として世界的に注目されているが、潮流による網の変形、藻類の付着に伴う定期的な洗浄、捕食動物対策など、依然として多くの課題を抱えている。同実証実験を通し、三菱伸銅の「UR30ST」が沖合沈降型生け簀での養殖にかかる問題点を解決できうる素材であることをアピールし、養殖魚の健康維持、成長促進、餌代節約などのさまざまな有用性を定量的に実証する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通