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2016年08月18日

【知 識】ドコモ・バイクシェアと近畿日本ツーリスト コミュニティサイクルで提携


ドコモ・バイクシェアと近畿日本ツーリストは、コミュニティサイクルの訪日外国人利用の拡大と受入体制整備に向け、2016年8月1日に業務提携した。

コミュニティサイクルとは、街中に複数の自転車貸出拠点(ポート)を設置し、利用者はどこでも貸出、返却が可能な新しい交通手段。海外ではすでに広く普及しており、日本でも都市部を中心に設置が進みつつある。

日本政府観光局の調べによると、訪日外国人旅行者数は2015年には1,974万人を記録し、2016年も毎月ごとに前年同月を上回る数で推移している。訪日外国人旅行客は、自国や欧米・アジア各国におけるコミュニティサイクルシステムの利便性を認知しており、観光に自転車を活用する意識が比較的高いと言われている。また特に市街地では交通渋滞や違法駐車、排気ガスの問題も深刻化している。そのためコミュニティサイクルシステムの整備は、訪日外国人旅行客の利便性向上はもちろん、都市部の抱える問題の軽減にも効果的と考えられている。

ドコモ・バイクシェアは、NTTドコモの開発したサイクルシェアリングシステムを利用し、東京都内(千代田区・中央区・港区・江東区)をはじめ、全国でサイクルシェアリング・サービスを運営している。現在、日本全国に280ヶ所以上のサイクルポートがあり、2,700台以上の自転車が利用できるが、今後もサイクルポート数や自転車台数の増加などサービス内容の充実や利便性を向上させる取り組みを継続して実施する。

近畿日本ツーリストでは、自転車が観光・旅行と親和性の高い乗り物であることを踏まえ、これまで観光分野で培ってきたノウハウや経験を活かし、日本国内旅行客や訪日外国人旅行客に自転車の観光活用を推進し、地方創生・観光立国実現を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識