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2016年08月10日

【環 境】ジェイアール貨物・南関東ロジなど 機能性・付加価値高めた鉄道コンテナを開発

ジェイアール貨物・南関東ロジスティクスと日本事業者団体連合会は平成28(2016)年8月3日、環境保全の視点から、従来の鉄道コンテナの機能性や付加価値をより高めた「リノベーションコンテナ」2種類(「氷感SO庫(ひょうかんそうこ)」、「SORAコン(そらこん)」)を、以輪富、菱重コールドチェーン、日栄インテック、エイコー、旭ファイバーグラス、日本中央研究所、クリーンベンチャー21、東経物産、全国通運の協力のもとに開発・製作していることを発表した。


「氷感SO庫」は、12ft汎用コンテナに、冷却システムに氷感システムを付加することで、食材などを凍らせることなく長期にわたって鮮度をキープできるコンテナ。これまでの保冷・冷凍・冷蔵コンテナとは異なり、食材などを変質させずに保管できる上に、お米やお肉などを熟成させる効果もあり、出荷された生産物をよりおいしい状態でお客様に届けることが可能。また、保管時は外部電源により充電・可動し、輸送時は蓄電池により定温管理するため、ひとつのコンテナで保管と輸送の両方を実現する。

「SORAコン」は、特殊塗装を施した12ft汎用コンテナに太陽光ソーラーパネルを設置し、コンテナ内のファンを作動させることで庫内の24時間換気を実現するコンテナ。特殊遮熱塗料と換気扇でコンテナ内の空気を強制的に循環させるため、庫内の湿度・温度が安定し、輸送時も保管時も常温で積載物の品質を保つことが可能である。

平成28(2016)年度末からの量産化を目指し、現在は温度管理試験および安全性試験を実施中。同年9月27日にプレゼンテーションイベントを開催する予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 20:50| モーダルシフト関係 【取り組み内容別】