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2016年08月23日

【アジア】ダイキン工業 ベトナムに空調機の生産工場設立

ダイキン工業は、ベトナム・ハノイ近郊の第2タンロン工業団地内に約100億円を投資し、同国に初めて生産拠点を設立する。新工場では住宅用エアコンの生産を計画しておりタイ、マレーシア、インドに次ぐアジアでの新たな生産拠点として2018年4月(予定)より稼動を開始する。

近年、アジアでは活発なインフラ投資や海外企業の進出等により経済成長が続いている。また、人口の増加や所得水準の向上にともない、空調市場も拡大しています。ダイキン工業もアジアでの販売網の拡大やサービス体制の強化を図り、ベトナム、インドネシア、タイなどで順調に売上を伸ばしている。

現在、同社はタイ、マレーシア、インドに生産拠点を構えてアジア地域の各国に製品を供給しているが、今後、予想されるアジアでの需要の拡大に対応する新たな生産拠点の検討が課題となっていた。

特に、ベトナムは著しい経済発展と中間層の増加から、住宅用エアコンを中心に空調機の需要が拡大しており、アジア最大級の空調市場に成長している。加えて、所得に比べて電気代が高く、インバータ付きエアコンのような省エネ製品が広まりつつある。ベトナムでは、今後も需要の拡大が続くことが予想されているため、新工場を建設し現地生産を行うことで製品供給力を強化し、事業展開をさらに加速する。

ダイキン工業は、戦略経営計画FUSION20で市場が急成長するアジアの空調事業の強化を重点施策と位置付けている。2018年には同地域での売上高3,800億円をめざしており、ベトナムをはじめ各国で事業拡大につとめていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア