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2016年08月08日

【流 通】個々の取り組み状況に応じたフィードバックで健康指標が改善することを実証


NTTデータ経営研究所、三原テレビ放送、県立広島大学、広島県三原市は、総務省より受託した「ICTを活用した効果的な予防・医療サービス提供の調査事業」において、健康サービスの利用有無やフィードバック機能による効果の差を実証した。

その結果、検査データや食事・アルコールの摂取状況、運動量等の個々の取り組み状況に応じたフィードバック等の情報提供(以下「個別的情報提供」)を継続することによって、腹囲、BMI、HbA1c値(※)などの健康指標改善をはじめ、糖尿病の発症予防につながると期待される成果を得た。

超高齢社会を迎え、今後も社会保障費の増加が見込まれる中、医療費適正化のために生活習慣病に対する予防の取り組みを普及させることは国の重要課題となっている。生活習慣病を予防するためには健康維持・増進から重症化予防まで幅広い取り組みが必要であり、個人の努力だけではなく、生活者に密着したサポート体制が必要となる。そのためには医療機関以外に地域の様々な資源を効率的・効果的に活用し、質の高い予防・医療サービスを提供できる仕組みをつくることが求められている。今回、総務省の調査事業では、ケーブルテレビやスマートフォン等のICTツールを用いた健康増進サービスを提供することによる健康意識の向上、健康的な生活習慣改善の効果、及び健康指標の改善状況等を調査した。

※HbA1c値
赤血球中のヘモグロビンのうち、糖と結合している割合を示す値であり、過去1〜2ヶ月の平均血糖値を示す

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投稿者:gotsuat 09:40| 流通