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2016年08月01日

【環 境】東芝とみずほ情報総研、環境省の「環境配慮型CCS実証事業」に採択

東芝とみずほ情報総研をはじめとする13法人は、環境省が公募する「環境配慮型CCS実証事業」に採択された。同実証事業は、平成28(2016)年度から平成32(2020)年度にかけて、火力発電所から排出されるCO2を分離・回収する大規模な設備を建設し、その技術、性能、コスト、環境影響等の評価を行うとともに、国内でのCCS導入に向けた政策・措置について検討を行う。

同実証事業において、東芝は、グループ会社であるシグマパワー有明の三川発電所から1日に排出されるCO2の50%にあたる500トン以上のCO2を分離・回収する設備を建設し、実証運転する。また、みずほ情報総研をはじめとする12法人は、CO2分離・回収に関わる環境影響評価手法や国内での円滑なCCS導入に向けて必要な制度、分離・回収のみならずCCS全体のシステム等について検討を行う。これらの実証事業を通し、平成32(2020)年度までにCCS技術の実用化を目指す。

なお、同実証事業を行う三川発電所は、現在、石炭だけではなくバイオマス発電にも対応する設備への更新工事を実施しており、平成32(2020)年度(予定)の実証設備完成時には、バイオマス発電所の排出するCO2を分離・回収する世界初の大規模CCS実証設備となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】