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2016年07月06日

【知 識】オリックス 動物用医薬品メーカーへ出資


オリックスは、動物用医薬品の国内大手メーカーであるフジタ製薬に出資する。2016年7月中をめどに、フジタ製薬の発行済み全株式を取得する。

フジタ製薬は、牛・豚・鶏などの家畜やペット用犬猫向け医薬品を開発・製造・販売している。1930年に創業し、長年にわたり培ってきた研究開発および製造ノウハウを基に、現在では抗菌・抗生剤などの動物用ジェネリック医薬品において国内トップの売上高を誇る。ITの有効活用により製造から販売までを一元管理することで、業界屈指の高い生産性とコンプライアンス体制を有している。

オリックスは、フジタ製薬の経営の独立性を維持しつつ、アジアを中心とする海外販路の開拓など、企業価値の一層の向上を支援する。また、2016年4月に動物用ワクチン製造・販売の国内最大手である微生物化学研究所(以下「京都微研」)に出資をしており、今後は、フジタ製薬の長年培ってきた販売ネットワークと京都微研の抗体検査等のデータを駆使したソリューション力を最大限に生かし、治療薬から予防薬までを一貫して製造する国内屈指の企業グループの形成を目指す。

両社は今後、研究・開発分野での協業による新たな製品、サービス、投薬プログラムの開発や、相互の販売ネットワークの共有化を通じて、幅広い商品を安定的に供給する体制を構築することで、動物薬業界をリードする。

また、オリックスは当該企業グループを核として、動物用医薬品の周辺分野への出資やアライアンスを積極的に推進し、当該企業グループを畜産業界および小動物業界において、予防と治療のノウハウを融合させることでアンメットメディカルニーズに対応できるトータルサービスプロバイダーを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識