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2016年06月21日

【物 流】平成28年5月度 JR貨物輸送動向


平成28(2016)年6月16日、JR貨物は平成28(2016)年5月度の輸送動向を発表した。

平成28(2016)年5月度は、鹿児島線内で車両事故が発生し、その影響により高速貨6本が運休となった(前年は高速貨67本が運休)。また、前月に発生した熊本地震に伴う災害支援物資輸送の目的で、平成28年5月14日まで東京(タ)発、福岡(タ)向け臨時列車の運転を行った。

コンテナ貨物の輸送実績は、1,573千トンであった。農産品・青果物が九州地区の玉ねぎの生育不良により、前年実績116千トンから100千トンとなり、マイナス16千トンと大幅な減少となったほか、紙・パルプも需要低迷による出荷減となり、前年より13千トン少ない245千トンと、低調な発送になった。さらに、これまで好調であった食料工業品が九州地区で在庫調整となったことや、熊本地震により自動車部品の工場が稼働停止したことも影響し、ほぼ前年並みに留まった。一方、エコ関連物資が関東地区発の自治体廃棄物・産業廃棄物の堅調な発送により好調ではあったものの、コンテナ全体では前年比97.7%となった。

車扱貨物の輸送実績は、554千トンであった。ゴールデンウィークの行楽需要により、石油の輸送実績が前年より22千トン上回った。加えてセメント・石灰石、車両、その他品目ともに前年実績を上回り好調な荷動きとなり、車扱全体では107.9%となった。

コンテナ・車扱の合計輸送実績は、2,127千トン(前年比100.2%)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 物流事業者