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2016年06月14日

【物 流】近畿運輸局 内航船員の確保・育成対策を目的に出前講座を実施


国土交通省近畿運輸局は、平成28(2016)年5月23日に、茨木市立天王中学校で近畿運輸局及び近畿内航船員対策協議会による「出前講座」を実施した。

出前講座は、内航海運業界での喫緊の課題とされている若年船員不足に対する施策の一つで、海運の重要性や船員の仕事の魅力をPRし、更に船員の仕事を将来の職業の選択肢として捉えてもらうことを目的としている。

講義の内容は、聴講生参加型で重要なところを直感的に答えられるよう選択式クイズ形式にして、生徒たちが関心を持てるような形式で行った。「海運」の仕事がどのようなものか知っている生徒は少なく、外国からの輸入される物資は99.7%が船を使用して運搬されている説明を受け、海運の重要性の一端を知り、関心を持った様子であった。

船の種類や特徴の説明時には、フェリーを想像していた生徒が多く、作業船や貨物船の写真を示しながら、その船の用途や運ぶ荷物によって特化した構造となっていることも説明した。

外航海運だけでなく、内航海運についても輸送機関別のうち40.7%を担っており、役割や重要性を説明すると共に、陸上勤務とは違った勤務形態であり、職業的魅力があると説明した。船内組織の説明では船長をトップとした甲板部・機関部のそれぞれの役割、仕事内容等船員の労働環境や待遇について説明し、講義は終了した。

生徒からの質問の回答に際し、実体験を基にした回答で船員の現場をより身近に感じる一幕があり、生徒たちの興味関心の高さが窺えた。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連