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2016年06月06日

【流 通】土木工事現場の生産性向上に向けたドローンの活用サービスを開始


パスコと西尾レントオールは、両社の保有する技術とノウハウを補完し合い、ドローン(無人航空機UAV:Unmanned Aerial Vehicle)による3次元計測技術を活用した土木工事現場の生産性向上を支援するサービス(以下、i−Con測量サービス)を2016年6月から開始する。

建設分野では、労働人口の減少や高齢化などの影響により、生産性の向上が大きな課題となっている。このような背景から、国土交通省では、土木工事における生産性向上を図るため、3次元データを工事の全工程で活用する「i−Construction」の取り組みを本格化させており、ドローンの活用は3次元データを効率良く高精度に構築できる技術として注目されている。

しかし、ドローンを適正に活用するには、安全運航管理の法令を順守した上で高い運航技術を発揮するほか、求められる精度を的確に導き出すための測量技術が欠かせない。
、i−Con測量サービスは、パスコは飛行機やヘリコプター、移動体計測車両などの各種測量機材の活用ノウハウを生かし、ドローンによる撮影計画の策定とデータ加工・処理技術を提供。西尾レントオールは、豊富な建設・工事会社との営業ネットワークを生かし、ドローンレンタルと運航技術者派遣を行い、両社は双方の優位性を補完しながら、土木工事現場の生産性向上に資するドローン活用を推進する。

今後は、一連の膨大なデータの蓄積・管理方法を確立し、調査・計画・設計・施工・検査まで、3次元データを基盤情報としたi−Constructionの実現に向けたトータルサービスの提供から、維持管理(メンテナンス)分野にも貢献できるサービスに拡大する予定にしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 流通