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2016年05月31日

【アジア】双日、デリー〜ムンバイ間貨物専用鉄道の信号・通信工事を受注

双日はインドのラーセン・アンド・トゥーブロ社(Larsen&Toubro Ltd.以下、L&T社)と共同で、インド政府傘下のインド貨物専用鉄道公社から、デリー〜ムンバイ間貨物専用鉄道(Western Dedicated Freight Corridor 以下、DFC西線)における信号・通信工事を新たに受注した。

同件は、首都デリーと商業都市ムンバイの間に総延長約1,500kmの貨物専用鉄道を建設するDFC西線のうち、グジャラート州ヴァドーダラー〜マハラシュトラ州ジャワハルラール・ネルー港(JNPT)間422kmの信号・通信工事で、2016年度中に着工する。

双日はコンソーシアム・リーダーとしてプロジェクトの全体管理を行い、プロジェクトの全体設計・施工・管理を行うL&T社と共に主契約者となる。同件は本邦技術活用条件(STEP:Special Terms for Economic Partnership)(※)付きの円借款を用いて整備が進められるもので、受注金額の約4割を日本品が占める予定になっている。双日は、信号機器とともに、列車運行管理システム、列車の進路を制御する信号システム、各信号システムを繋ぐ通信システムを供給し、列車運行の安全性・効率性の向上に貢献する。今回の受注により、双日はDFC西線において、軌道敷設、電化、信号・通信という鉄道工事の中核分野を担うことになります。

双日は、DFC西線のプロジェクトに深く関与し、インドのインフラ近代化に貢献することで、同国でのプレゼンスを一層高める。今後、鉄道工事における幅広い経験と実績を活用し、同国をはじめとする世界各国の鉄道インフラ整備事業への取り組みを更に拡大していく。

※ 本邦技術活用条件(STEP:Special Terms for Economic Partnership)
日本の優れた技術やノウハウを活用し、途上国への技術移転を通じて日本の「顔の見える援助」を促進するため、日本を原産とする資機材の一定比率以上の調達を条件とした、円借款制度

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア