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2016年05月06日

【物 流】兵庫県 内航フィーダー網の充実強化

兵庫県は平成28(2016)年4月25日に、「内航フィーダー網の充実強化(内航コンテナ貨物助成事業等)について」を発表した。

これは、平成22(2010)年8月に阪神港(神戸港・大阪港)が国際コンテナ戦略港湾に選定されたことを受け、その取組みの一環として「コンテナ貨物取扱量の増加による県管理港湾の活性化」と「国道2号バイパスをはじめとする沿道環境・地域環境の改善」を図るために実施される。また、県管理港湾(姫路港、尼崎西宮芦屋港、東播磨港等)と阪神港との間で海上輸送される内航コンテナ貨物を対象に、大型トレーラーによる陸送から内航船への輸送転換を推進しており、阪神港への集貨にも繋がる内航フィーダー網の充実強化を行う。

対象事業は、平成28(2016)年4月1日から平成29(2017)年2月28日までの間に、県管理港湾の公共埠頭と阪神港との間で海上輸送されるコンテナ貨物(実入り、空コンテナの区分は問わない。)で以下4点の条件を全て満たしているものとなる。

@ 県管理港湾の公共埠頭で船舶コンテナの揚げまたは積みを行うこと
A CO2排出量の削減見込みが算定できること
B 輸送対象は、海上コンテナ(20ft、40ft)であること
(ただし、上記以外のコンテナの規格や同程度の規格の貨物輸送は個別協議となる)
C コンテナ貨物の輸送に関する企業等で構成し、モーダルシフトやコンテナラウンドユース等による取扱貨物量の増加や輸送コストの削減を目的とした協議会の設立・運営を行うこと

これらの条件を満たしたうえで、1TEUあたり3,000円の助成金が補助されることとなっており、対象事業者は、輸送依頼者と輸送事業者、または、輸送依頼者と輸送事業者の共同申請となっている。助成金の交付は、平成29(2017)年4月から5月頃を予定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:30| 行政関連