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2016年04月27日

【物 流】JR貨物「平成27年度 輸送実績(速報)」


日本貨物鉄道(JR貨物)は、平成27年度の輸送実績(速報)を発表した。

平成27年度は、5月から10月の間に度重なる台風の接近や1月の爆弾低気圧による関東地区の大雪の影響等により、高速貨が1,095本、専貨が17本運休となった。(昨年、平成26年度は10月の東海道線由比〜興津駅間の輸送障害等により、高速貨2,049本、専貨160本が運休となっている。)

品目別輸送実績では、農産品・青果物(2,137千トン、前年比102.6%)では北海道産玉葱の生育良好により、年度初めから好調な出荷となった。食料工業品(3,637千トン、前年比107.3%)は夏場の猛暑の影響により清涼飲料水の出荷が旺盛となった他、積合せ貨物ではドライバー不足による需要増加に伴い好調な発送となった(2,657千トン、前年比113.5%)。
一方で、下期からの景気低迷による売れ行き不振で、紙パルプ(3,254千トン、前年比97.8%)及び化学薬品(1,476千トン、前年比99.4%)が低迷した他、自動車部品が現地調達化及び1月の鉄鋼メーカー工場の爆発事故の影響を受けて減送となった。(697千トン、前年比95.6%)

車扱貨物全体では、上期に石油が好調であったが、下期は暖冬による影響やセメントの需要減もあり、8,661千トン(前年比98.8%)となった。

コンテナ・車扱の合計は、30,778千トン(101.5%)であった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 物流事業者