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2016年04月15日

【物 流】圏央道埼玉県区間全線開通が物流の生産性向上に寄与


国土交通省と関東地方整備局は、平成27(2015)年10月31日から圏央道(桶川北本IC〜白岡菖蒲IC)が開通したことによるストック効果を発表した。

主なストック効果は@湘南地区への観光客が増加したことA配送時間短縮により物流の生産性向上に寄与したことB生活道路の安全性が向上したことC通行止め時の広域迂回ルートが確保されたこと、などが挙げられる。

なかでも、A配送時間短縮により物流の生産性向上に寄与したことについては、大手卸売企業がアクセス性に優れた白岡菖蒲ICに大型物流センターを立地し、圏央道の開通により入間IC周辺の小売業への配送時間が従来の約75分から45分と、配送時間が4割短縮できたことがヒアリングにより明らかになった。今後ますますトラックの有効活用による配送効率化が進められ、更なる生産性の向上が検討されている。

更に、C通行止め時の広域迂回ルートが確保されたことにより、外環道など圏央道周辺の高速道路で通行止めが発生しても、圏央道を利用して迂回することで一般道でも渋滞を回避できるようになった。(推定例)外環道で通行止めが発生した場合の川JCT〜鶴ヶ島JCTの所要時間は、関越道、一般道、外環道を利用すると約50分かかるのに対し、圏央道、東北道を利用すると約35分に短縮されると推定。通行止めが発生していない場合の関越道、外環道の利用では約30分とする。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連