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2016年03月25日

【物 流】物流連 平成27年度第2回国際業務委員会を開催


平成28(2016)年3月17日、日本物流団体連合会(物流連)は平成27年度第2回国際業務委員会を開催した。
 
委員会の冒頭で、国土交通省の担当者より「物流政策対話を通じて各国の様々な規制を改善し、それが日本の物流事業者の海外展開に役立つことが重要で、引き続き力を入れていきたい。」との話があった。また、日本の物流システムの海外進出について、具体的な取り組みとして「制度改善に向けた働きかけ」「先駆的な取組み支援」「現地人材育成事業」「物流関連インフラ整備」「物流機材の標準化等」の5つを挙げ、官民連携で政策を推進してゆきたいと述べた。

議事では、物流政策対話の実施など最近の取り組みなどについて説明が行われた後、事務局より国際業務委員会に関する本年度の活動報告等が行われた。海外物流戦略ワーキングチームにおいて、会員企業の専門家を交え官民で課題検討・情報共有が行われたこと等が説明され、平成28年度もこのような活動を継続することが確認された。

また、平成27(2015)年11月に実施されたカンボジア・ラオス物流実態調査の概要報告が行われた。物流連はこれまでにタイやミャンマーなど「陸のASEAN」の調査を一応完了したため、来年度以降は「海のASEAN」を対象に現地調査を行うこととした。

さらに、3年前より進めている「日本の物流の強みを確認し、その普及を図るための調査」に関連し、シンガポールでの外資系荷主に対する現地ヒアリングの事前調査として日本国内における外資系荷主へのヒアリング調査が行われ、結果の報告がなされた。外資系荷主の視点として、「国内で厳格な温度管理を要する冷蔵品を一括して扱える事業者が少ない」「日本のドライバー不足を懸念している」点などの指摘があったことが報告された。その他、事務局より、海外物流戦略ワーキングチームのメンバーは、会員の希望に応じて更に拡充させたいとの説明があった。

次回の委員会は平成28(2016)年9月ごろに開催される。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者