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2016年03月25日

【環 境】花王、VOCレスの環境負荷低減顔料インクを開発、軟包装用フィルム印刷を実現


花王のテクノケミカル研究所は、これまでに独自に設計した機能性ポリマーでナノサイズの顔料を被覆した(顔料ナノ分散技術)、水性のインクジェットインク用色材(顔料分散液)を開発し、高い信頼性で高速・高画質印刷を可能にするインクジェット色材技術を追求して研究開発を進めてきた。

花王はこれまで培ってきた「顔料ナノ分散技術」をさらに応用し、軟包装用フィルム基材への印刷に対して、VOCレス設計で環境負荷を低減した水性インクジェット用顔料インクの開発に成功した。その結果、高品質で環境負荷を低減した、軟包装用フィルム印刷物を提供することができる。さらに、この水性インクジェット用顔料インクの技術は、高画質化を達成できるVOCレス設計の環境負荷を低減した水性グラビアインクに展開できることも確認している。

花王は、この技術を用いて、産業印刷分野に新規参入する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】