<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2016年03月23日

【物 流】JR貨物 輸送動向 平成28(2016)年2月分


 日本貨物鉄道(以下、JR貨物)は、平成28(2016)年2月度の輸送実績を、同3月16日に発表した。

平成28年2月度は、大きな輸送障害もなく安定した輸送となった(前年同月は、高速貨58本運休)。閏年で営業日が1日多かった当年度だが、コンテナ貨物は全体で1,777千トン(前年比102.7%)であった。

品目別輸送実績では、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物(208千トン、前年比113.7%)、食料工業品(269千トン、前年比104.8%)が増送となった。その他にも、農産品・青果物が北海道地区の玉葱及び馬鈴薯の生育良好により前年を上回った(185千トン、前年比105.8%)。
 一方で、景気低迷に伴う売れ行き不振のため、紙・パルプ(270千トン、前年比96.2%)及び化学薬品(126千トン、前年比99.7%)等の不調に加えて、自動車部品が鉄鋼メーカー工場の爆発事故の影響を受けたが、コンテナ貨物全体としては概ね前年を上回った。

 車扱貨物は全体で844千トン(前年比98.1%)であった。
品目別輸送実績では、セメントが四日市地区からの静岡及び関西地区向けの荷動きが好調(117千トン、前年比106.2%)であるが、石油が暖冬による灯油の売れ行き不振(580千トン、前年比94.8%)により減送となった。

コンテナ貨物・車扱貨物の合計は、2,621千トン(前年比101.2%)であった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者