<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2016年03月23日

【環 境】帝人グループ 耐久性・難燃性に優れる高機能素材で航空貨物コンテナを共同開発


帝人グループのテイジン・アラミドは、米国のマクロ・インダストリーと協力し、パラ系アラミド繊維の「トワロン」を使用した航空貨物コンテナ(ULD)の共同開発・製造・商業化を進めていくことについて合意した。

「トワロン」は、重量が同じ鉄と比較して約6倍の強度を持ち、軽量性・耐火性等に優れている。トワロンを使用して製造されたULD「MACRO-Lite」は、アメリカ連邦航空局及びユナイテッド・パーセル・サービスによる試験で、約650℃の環境下でも4時間以上の耐火性が実証されている。

世界に約90万台あるとされているアルミ製のULDは、リチウムイオン電池の発火の可能性が高いために平成27(2015)年から貨物としての空路輸送が禁止され、輸送手段の改善が求められているが、耐火性に優れたトワロン製のULDで置換えることが可能となる。同製品は航空貨物輸送の安全性・効率性を高めるとともに、設置後のメンテナンスが削減できることにより、環境負荷の低減にも貢献できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】