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2016年03月17日

【物 流】紀勢自動車道・熊野尾鷲道路開通後 企業活動・業績にプラスの影響

NEXCO中日本は、紀勢(きせい)自動車道・熊野尾鷲(くまのおわせ)道路の全線開通から2年を迎えるにあたり、企業活動と物流面の変化に着目し、取りまとめた結果を平成28(2016)年3月14日に発表した。これらの道路の全線開通により中京圏や関西圏等を結ぶ広域ネットワークが形成され、様々なストック効果が現れている。

今回、東紀州地域に位置し輸送を伴う企業を対象に、紀勢自動車道及び熊野尾鷲道路の開通効果に関するアンケート調査を実施した。(回収率:46.5%)

回答企業の9割以上が開通により「輸送時間の短縮」や「災害時等のリスク軽減」等の効果を実感していると回答した。更に、7割以上が「業績にプラスの影響があった」とも回答している。また、熊野商工会議所からは、輸送時間の短縮はもとより、長年の懸念事項であった地域特有の大雨や災害による通行止めが無くなったことが一番の効果だという声も上がった。

また、この開通に伴い東紀州地域を発着する貨物車両の搬送エリアが関西圏に大幅に拡大している。全線開通前の平成24(2012)年と開通後の平成26(2014)年を比較すると、搬送エリア面積は約2.1万kuから約2.3万ku(約1.1倍増)、搬送エリア人口は、約1,287万人から約2,083万人(約1.6倍増)となっている。

その他にも水産業も安定供給ルートの実現から民間投資が拡大し、高速道路が地域産業活動の支援にも繋がっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| その他