<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2016年03月14日

【アジア】商船三井 フィリピンで自営商船大学設立

商船三井は、フィリピンDasmarinas市Salitranに商船大学の新設する。同大学はMagsaysay Maritime Corporationと共同で設立し、開校は2018年6月を予定している。

商船三井は船舶運航での高い安全基準を支える船員の育成を目的として、2007年に自社訓練船”SPIRIT OF MOL”での専属講師と乗組員による訓練航海を開始し、2011年にはフィリピン政府の推進するAcademe−Industry Linkage Program(※1)のもとに「職員候補生プログラム(3rd Year Program)」を導入、フィリピン国内の提携商船大学から選抜した3年生を対象にMagsaysay Institute of Shipping(※2)での教育・訓練を実施してきた。

フィリピン人船員は商船三井が運航する船舶乗組員の中核を担っており、運航技術が高度化する中、さらなる活躍が期待されている。安全運航に対する同社の取り組みの集大成として、アジア・太平洋地域で世界最大級の自営商船大学を設立することにより、良質な船員の確保・育成の強化を図り、「世界最高水準の安全運航」の実現を目指す。


※1 Academe−Industry Linkage Program
産・学の提携により、学校側は学生の質を向上させ、産業界側はより質の高い学生の雇用を図るフィリピンの制度

※2 Magsaysay Institute of Shipping
1993年にMagsaysay Maritime Corporationと共同で設立。乗組員に対して実務訓練や規律訓練を行う。2007年からはフィリピン国内の商船大学と提携し、3年生に対する教育・訓練も実施している

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア