<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2016年02月29日

【環 境】阪急阪神HD 梅田1丁目1番地計画がサステナブル建築物等先導事業に採択される


阪急阪神ホールディングス傘下の阪神電気鉄道と阪急電鉄は、(※1)において、大阪神ビルディング及び新阪急ビル間の道路上空を活用した建替えと周辺公共施設整備を一体的に行う事により、国際競争力の強化に資する快適で省CO2に大きく寄与する質の高いまちづくりを進めている。

梅田1丁目1番地計画が、平成27(2015)年12月21日付で国土交通省が所管する「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)(※2)」の事業採択されたことを受け、具体的な計画概要が決定・発表された。同計画が事業採択において評価されたポイントは以下の通り。

@ エネルギーのベストバランス
電気・ガスをバランスよく組み入れた機器構成を行う事で、柔軟かつ効率的な運用を行い、CO2排出量の最小化を可能とする
A 熱源最適運転シュミレーションシステム
複数台の熱源機器を最適運転する為の制御システムを採用
B 阪神梅田駅への熱融通
ビル内の熱源設備から阪神梅田駅への空調用冷熱を供給
C 阪急阪神梅田エリアエネルギーマネジメント
梅田エリアに保有する建物のエネルギー量を一元的に把握・管理する監視システムの構築
D 緊急時対応設備とBCP対応設備
自家発電設備により一定容量の電力供給を可能とし、災害時の機能維持を図る
E オフィステナントへのエネルギー見える化
テナント利用者に使用エネルギー情報を提供、省エネルギーを喚起する仕組を作成
F シークエンス温度制御
建物入口から内部に向かって温度設定を変化させる制御により、快適性を損なわずに省エネルギーを図る

※1 梅田1丁目1番地計画
阪神百貨店の入居する大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画

※2 サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)
国土交通省が公募している支援制度。サステナブル性という共通価値観を有する省エネ・省CO2に係る、住宅・建築物プロジェクトが対象。採択されると整備費等の一部補助が受けられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】