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2016年02月23日

【環 境】豊田自動織機 燃料電池フォークリフトの実用化モデルを関空で実証開始

豊田自動織機は、現在開発を進めている燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)実用化モデル2台を、平成28(2016)年3月から関西国際空港の国際貨物地区に導入し、実証を開始する。

実証実験は、ANAグループ(ANA関西空港)、およびJALグループ(日航関西エアカーゴ・システム)の協力のもと、各社でFCフォークリフトを運用しながら、CO2削減効果や、作業性の改善効果の確認を行う。

実証では、既に第1弾として2015年2月より、FCフォークリフト1台を運用し、連続して高稼働な荷役作業が行われ、空港物流でのCO2削減効果の確認と稼働データ収集を行っている。第2弾として導入する実用化モデルのFCフォークリフトは、トヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」と同じ燃料電池セルを使用した新開発のフォークリフト専用FCシステムを搭載している。

FCフォークリフトは、エンジンフォークリフトに比べ、稼働時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能が特徴で、約3分で燃料充填を行い、充電や電池交換なしで連続稼働が可能なことから、電動フォークリフトに比べて稼働効率を大幅に向上させることができる。

同社は、物流現場において、空港・工場・市場などは、フォークリフトの使用台数が多く、高稼動であることから、FCフォークリフトの導入による環境負荷低減効果と作業性の改善効果が高いと予測、FCフォークリフトの早期の実用化、2016年度中の本格導入を目指している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 低公害車、低燃費車関係 【取り組み内容別】