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2016年02月22日

【物 流】国交省 鉄道コンテナ輸送の利用促進に向けた資料を公表


国土交通省(以下、国交省)は全国通運連盟主催の平成28(2016)年2月10日に行われた第11回鉄道利用運送推進全国大会での、鉄道コンテナ輸送の利用促進に向けた資料を同日に公表した。概要は下記の通り。

<現状>
大型トラックドライバーの年齢は46.3歳と全産業平均年齢の42.0歳より高く、高齢化が進んでおり、若年者トラックドライバーも年々減少している。全日本トラック協会がまとめた資料によると、トラックドライバーが不足していると感じている企業の割合は、平成27(2015)年で58%にも上っているなど、トラックドライバーの不足感が漂っている。

<今後の物流施策の基本的な方向性等>
国交省は、物流の目指すべき将来像の実現に向けた具体的施策などを以下のようにまとめた。

・モーダルシフトの更なる推進
大量輸送機関である鉄道・船舶の利用は、トラックドライバー不足にも対策できるため、持続可能な物流ネットワークの確保に繋がる。そのため、これまで以上のモーダルシフトの促進が求められる上では、物流事業者や荷主などの多様な関係者間で以下の連携を促すことが重要である。

1.貨物鉄道事業者や内航海運事業者などの積極的な体制整備と営業努力の必要性
2.貨物輸送を促進するためには、帰り荷の確保や積載率の向上に向けた、異業種間の混載の取組を促進することの必要性
3.鉄道輸送の障害時、迂回輸送列車の増発やトラック、船舶を活用した代替輸送体制の拡充 など

・補助制度
国交省はモーダルシフト推進を施策の一環として、輸送機器などの導入促進のため、以下の補助制度を実施する。

1.運行経費補助
2.31フィートコンテナ導入補助
3.設備導入経費補助

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投稿者:gotsuat 10:19| 物流事業者