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2016年02月12日

【物 流】国交省 首都直下地震に備えた災害支援物資の海上輸送演習実施


国土交通省(以下、国交省)は、行政機関や民間企業等多くの組織と協力し、関西地域から首都地域へ災害支援物資の海上輸送を行い、海上交通を活用した災害支援物資運搬に係る実効性の検証を行う。演習期間は2016年2月15日と16日の2日間を予定している。

首都地域には人口が密集しており、首都直下地震時には大量の災害支援物資が必要になる事が想定されるため、輸送ルートの確保が重要である。首都直下地震が発生したという想定の下、大量の物資を輸送できる海上輸送ルートの確保に向け、海上交通を活用した災害支援物資の実効性を検証する演習となっている。

実施内容は、関西地域からの災害支援物資であるパレット20枚分を集積し、大阪港から川崎港の基幹的広域防災拠点である東扇島地区まで貨物船により海上輸送を行う。その後、トラックにより東京都及び、神奈川県内の防衛拠点に選定されている施設等へ輸送する予定となっている。この基幹的広域防災拠点となっている川崎港東扇島地区だが、平常時は環境に配慮した海と緑と人がふれあう空間都市として利活用されているが、発災時は緊急物資輸送拠点として物資を搬入・保管できる広いスペースを確保できる場所となっている。

国交省は、大規模災害発生時に陸海空の輸送手段を最大限に活用できるよう、今回の演習から得られた内容を「即応型 災害支援物資輸送計画」に活かすとしている。

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投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連