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2016年01月08日

【物 流】全ト協 事業用自動車の緊急点検の実施及び保守管理の徹底について注意を喚起


平成26(2014)年3月7日付け国自整第365号「事業用自動車の保守管理の徹底について」、及び、平成26(2014)年11月21日付け国自整第225号「事業用自動車の緊急点検の実施について」により、事業用自動車を運行する自動車運送業者などに対し、車枠・車体の腐食に関する事故再発防止を図るといった国土交通省からの通達を受け、各都道府県トラック協会の会員事業者に注意喚起を行った。

<注意喚起に至った経緯>
平成27(2015)年11月12日に宮城県内の東北縦貫自動車道において、東北運輸局管内の貸切バスがハンドル操作不能となり、負傷者が出る事故が発生した。事故原因は車枠の主要骨格部分の腐食によりハンドル操作が不能となった可能性が考えられる。
この事故を踏まえ、全ト協はトラックにおいても同種の事故が発生するおそれがあることから、車両の下回りの主要骨格部分の点検をはじめ、保守管理を促している。
また、東北運輸局では管内自動車運送事業者に対し、事業用自動車の車体腐食などに係る点検表を公表した。

<点検項目>
・フレーム等(各プラケット、クロスメンバー)
・アクスル廻り(サスペンション等、ロッド類)
・ステアリング関係
・その他
上記箇所の外観の錆状況、腐食、穴あき、亀裂、欠損、防錆材の状況を確認する。

また、点検車両で腐食有無や腐食有り車両の整備・防錆装置状況、整備・防錆未措置がある場合の理由などを作成するリストを設け、管内自動車運送事業者に対し、事故防止を促している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連