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2016年01月08日

【環 境】東京ガス 小名浜サテライトの営業運転開始


東京ガスは、堺化学工業小名浜事業所(福島県いわき市)内にて建設を進めていた小名浜サテライトの工事を完了し、小名浜中圧ライン(※)を通じて、平成28(2016)年1月1日より天然ガスの供給を開始した。同社が福島県において、自社が運営するサテライトを建設し天然ガスを供給するのは初めてとなる。

サテライトは、既存ガス導管からの延伸が困難な地域に天然ガスを供給するためのガス製造所である。サテライトまではLNGをタンクローリーで輸送し、現地で貯蔵されたLNGを気化してガス導管により供給する。東京ガスは、袖ケ浦LNG基地からLNGを出荷・輸送し、小名浜サテライトにて気化した天然ガスを小名浜中圧ラインに送出する。

天然ガスは、石油や石炭に比べて燃焼時の二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出量が最も少なく、硫黄酸化物(SOx)の排出もほとんどない環境負荷の小さい化石燃料であり、「エネルギー基本計画」においても「役割を拡大していく重要なエネルギー源」と位置付けられている。
 
※  小名浜中圧ライン
小名浜サテライト周辺の顧客に対して、天然ガスを供給するために新たに建設した総延長3.9kmのガス中圧導管。供給方式のイメージは下図参照

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投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】