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2015年12月25日

【物 流】岐阜県 東海環状自動車道のストック効果を公表


岐阜県は平成27(2015)年12月18日、東海環状地域整備推進協議会にて東海環状自動車道のストック効果を公表した。

東海環状自動車道東周りの開通後、豊田地区及び東周り沿線に新たに34箇所の物流施設が立地した。それと共に、西回り沿線にも13箇所の物流施設が新たに立地し、西回りの整備を見据えた拠点整備も見受けられる。

また、同自動車道の整備により、小牧地区や名古屋港を中心としていた物流施設が広域化した。物流の重心である小牧から各方面へのルートは1ルートから3ルートと複数ルートに増加した。ある食品製造拠点へのヒアリングでは、食料加工品の配送は毎朝の店舗到着時間を厳守しなければならないが、選択経路の増加によって渋滞や通行止めを迂回できるなど、高速道路のネットワーク化がもたらすメリットは大きいという意見があった。これに加え、高速道路の複数ルート化は、渋滞や災害リスクを回避するなど、物流の安定化にも寄与している。

その他、一般道から同自動車道利用へ切り替えることで、ある運送企業では物流支店間の配送の所要時間が約80分も短縮し、時間信頼性が向上している。その結果、ドライバーの拘束時間の減少や、雇用状況が厳しいトラックドライバーの労働環境改善にもつながっている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連