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2015年12月24日

【環 境】JFE物流 内航原料船「みらい」就航


JFE物流は、平成27(2015)年12月17日、老朽化更新のため建造を進めていた同社の内航原料船(載貨重量5,955トン)が就航したと発表した。同船は荷主であるJFEスチールの原料を安定的に効率よく輸送するための最先端技術を採用しており、将来を切り拓く期待を込めて「みらい」と命名された。

「みらい」には推進装置に内航原料船では初めてとなる二重反転プロペラ(※)を導入した。船型も二重反転プロペラに適した、船首部にノンバルバス形状、船尾部には整流フィンとラダーバルブを採用し、高いレベルでのエネルギー効率実現を見込む。

また、石炭やコークスなどの原料による化学反応により錆びやすい貨物艙隔壁および上甲板等の長寿命化を図るため、同社が開発した「石炭運搬船カーゴホールド用耐食鋼」を採用している。これにより通常の切替時期より長寿命化を図れるうえ、補修などメンテナンスコストの低減を見込んでいる。


※ 二重反転プロペラ
前後の二つのプロペラを互いに逆方向に回転させることで、前プロペラで損失される回転流のエネルギーを回収し、推進力を高める省エネ装置。燃費改善およびCO2、NOx、SOx等の排出量低減による環境負荷低減を実現

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器【取り組み内容別】