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2015年12月03日

【流 通】小田急エージェンシーとKDDI バス車内の情報・広告配信システムを実験中


小田急エージェンシーとKDDIは、2015年11月4日〜2016年1月31日の期間で、路線バス車内においてKDDIのIoT技術で実現する「リアルタイム・バスサイネージ」の実証実験に取り組んでいる。

「リアルタイム・バスサイネージ」は、現在行われているバス営業所(基地局設置場所)での定期的な情報更新とは異なり、インターネットに常時つながるバス車載モニターにリアルタイムで情報を更新できる。

最寄り鉄道駅の運行情報や気象情報、ニュースなどリアルタイムに情報コンテンツを配信する他、災害時には台風進路情報、津波情報、地震情報、河川氾濫情報等も配信可能でバス利用者の利便性と安全性が向上する。また、企業広告も配信することでバス利用者と企業の新たなタッチポイントの創出も期待できる。

情報コンテンツに加え、企業広告も時間ごとやバスの車両ごとに表示する内容を変えることが可能なシステムであることから、今後のバスサイネージの車内での新たな活用方法について検討する。

実証実験は、小田急バスの協力を得て小田急エージェンシーがサイネージ機器を設置しKDDIの通信網およびコンテンツ配信システムを使って実施している。小田急エージェンシーとKDDIは、今回の実証実験で上記コンテンツ配信の他に機器設置の安全性、利用者が車内のどこからでも視認できるような設置場所の検討、利用者満足度、広告媒体としての事業採算関連などを検証する。将来的には電車内のデジタルサイネージとバスサイネージの連携や、営業所単位で販売しているバス広告媒体についてバス事業者間を越えてより広域で管理し、魅力的な広告媒体となることを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通