<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2015年11月26日

【環 境】商船三井 石炭ばら積船で赤外線サーモグラフィを活用した安全航行の強化を開始


商船三井は、フリアーシステムズジャパンが製品化した赤外線サーモグラフィカメラの石炭ばら積み船への搭載を開始した。石炭貨物による船倉内での自然発火を未然に防ぎ、安全航行体制の強化を図る。

船倉内に積載された石炭は、輸送中や荷役中に酸化発熱が進み、船倉内や揚港の集積地で発火する場合がある。この為、海上輸送の際は積荷前に温度を計測、一定値を超えている場合は船積みは行われない。また、海上輸送中に至っても、船倉内の温度やガス雰囲気を定期的に計測。危険な兆候を把握する等の諸対策が、「国際海上固体ばら積貨物コード=IMSBC Code」で規定されている。

今回搭載されるカメラは、石炭の温度だけではなく、船上のあらゆる場所での高温・発熱箇所の早期発見が可能。機関室内および居住区内の異常発熱箇所を遠隔監視する事により、船上火災や火傷の予防にも活用される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器【取り組み内容別】