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2015年11月13日

【物 流】全日本トラック協会 事業者向け人材確保セミナーの資料を公表


全日本トラック協会はトラック業界の人材確保対策の一環として、平成27(2015)年度に「トラック運送事業者のための人材確保セミナー」を各地で開催しており、その中のテーマのひとつである「若年・女性労働者の雇用確保・活用」についての資料を公表した。

トラック運送業界では、平成25(2013)年時点で29歳以下の若手ドライバーが減少傾向にあり、トラックドライバーのうち女性は約2%しかいない。これらを踏まえた上で、今後のドライバー採用・育成で必要な対策として「@新卒を含む若手ドライバーを戦略的に採用し社内で育成する、A女性ドライバー・高齢者の活躍の場を広げる、B未経験者の採用・育成を積極的に行う」を挙げた。更に、効果的な求人広告やホームページの作成方法にも触れ、若年・女性の採用と定義に必要な対策を紹介している。

具体策のひとつに「スマホ(スマートフォン)を活用した訴求」を掲げた。スマホは若者・女性にとって最も身近なツールであり、電話やパソコンと比べて使用頻度が高い。よって、トラック事業者は自社が求める人材の最も身近にあるスマホを有効活用し、いつでも応募できる仕組みを整え、応募の入口を入りやすくしておくことが重要であるとした。

その他、女性ドライバーを採用するメリットについては、企業イメージの向上、社内コミュニケーションの円滑化、ドライバー不足の解消などを挙げた。女性ドライバーを採用する上では、女性用更衣室やトイレの整備、ライフスタイルに合わせた勤務態様、女性の相談に乗れる体制づくりなどの職場環境の整備が重要となる。求人・採用時には、求人媒体の工夫や、本人と家族に「安心」な職場をアピールすること、評価やキャリア形成について具体的に説明することなどについて留意するようアドバイスしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者