<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2015年11月10日

【物 流】陸災防 フォークリフト荷役技能検定を開始


陸上貨物運送事業労働災害防止協会(以下:陸災防)は、2015年度より初めてフォークリフト荷役技能検定を実施する。実施日は、2級検定が平成27(2015)年11月9日、1級検定は平成28(2016)年度中を検討している。

この検定制度の目的は、フォークリフト運転技能講習修了者等を対象として、より安全で正確かつ迅速な作業を評価・認定し、労働災害を防止することとしている。当技能検定を受験する企業のメリットは、自主的に安全、正確、迅速に作業を行う能力の向上に寄与するため、労働災害防止、荷物事故防止、作業効率の向上が期待できる。また、個人的なメリットとしては、安全な荷役作業への意識付けの他、検定合格に向けての意欲促進や社内的な評価が挙げられる。

検定内容は、1. 学科試験、2. 点検試験(実技)及び3. 運転試験(実技)であり、陸運業、製造業をはじめ、フォークリフトを使用する全ての業種が対象となる。更に、職種は「フォークリフト荷役」、作業は「カウンターバランス式フォークリフトによる荷役作業」に該当する者であれば受験可能である。(但し、2級受験者は、フォークリフト運転技能講習修了後2年以上の実務経験を有する(同等も含む)者、1級受験者はフォークリフト荷役技能検定2級合格後2年以上の実務経験を有する(同等も含む)者としている)。

各級の技能程度については以下のように定めている。

2級:フォークリフト運転技能講習修了後3年程度の実務経験を有する中級のフォークリフト運転者で、荷役作業の基本の技能を有すると認められる者

1級: フォークリフト運転技能講習修了後5年程度の実務経験を有する上級のフォークリフト運転者で、荷役作業の高度な技能を有すると認められ、指導的役割を担える者

陸災防が行う検定は、現時点では職業能力開発促進法に基づく国家検定制度として実施されていないが、今後は法令に基づく技能検定の民間の指定試験機関として実施することを検討している

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連