<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2015年11月05日

【流 通】小松精練とカネカ 高視認性安全作業服向けの着色加工技術の共同開発


小松精練とカネカは、難燃性を保持した素材に対する高視認性衣服の世界規格「ISO 20471」の基準をクリアする着色技術を開発した。カネカは生地製造メーカーもしくは紡績会社へアクリル系合成繊維「プロテックス(R)」を販売し、小松精練は製造された生地にこの着色加工を施し、安全作業服の縫製業者等へ生地供給する。既に、関連特許1件のPCT(国際特許)出願をしている。カネカは難燃繊維事業の主力分野である難燃作業服分野において原綿販売の拡大と市場シェアの向上を、小松精練は2016年春からの販売を目指す。

石油・ガス、電力、鉄道現場などで使用されるユニフォームには、作業員の安全性確保のために、難燃性とともに、高視認性を兼ね備えた素材が求められている。

こうした背景を受け、難燃性に優れたアクリル系合成繊維「プロテックス(R)」を持つカネカと、高い加工技術で評価を得る小松精練の両社で、「ISO 20471」に適合する”蛍光オレンジレッド色”の着色加工技術を確立した。この技術により、プロテックス(R)とコットンをミックスした難燃性を持つ生地で「ISO 20471」に適合し、風合も良く実用性に優れた生地が提供可能となった。

小松精練、カネカは、この加工技術をもって、高視認性安全作業服市場の拡大を狙うとともに、世界の労働者の安全確保に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通