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2015年11月02日

【知 識】大日本土木と日立製作所 パプアニューギニアで下水処理インフラ整備プロジェクト受注


大日本土木と日立製作所で構成する共同企業体は、パプアニューギニアのKumul Consolidated Holdings(旧Independent Public Business Corporation)から同国首都ポートモレスビー市における下水処理インフラ整備プロジェクトを受注した。このプロジェクトは、日本政府による有償資金協力により行われる。

現在、パプアニューギニアの首都ポートモレスビー市の沿岸部では下水処理インフラが十分に整備されておらず、下水は十分な処理がなされないまま海中に放流されている。そのため、沿岸地域の衛生環境の悪化やサンゴ礁の白化などの海洋環境の破壊を引き起こしている。当プロジェクトは、ポートモレスビー市の都市・生活衛生の改善ならびにサンゴ礁の生息に必要な水質の確保を目的としており、処理能力18,400立法メートル/日の下水処理場・海中放流管・アクセス道路の建設、下水管の敷設、ポンプ場の建設および改修を行う。大日本土木が土木・建築工事および機械・電気据付工事を担当し、日立製作所が機械・電気設備の設計・機材納入を担当する。

また、当プロジェクトは、水分野において、本邦技術活用条件(※)を適用した初めての有償資金協力事業であり、大日本土木と日立製作所の技術力やノウハウなどが評価され、受注に至った。


※ 本邦技術活用条件(STEP:Special Terms for Economic Partnership)
日本の優れた技術やノウハウを活用し、途上国への技術移転を通じて日本の「顔が見える援助」を促進するために、2002年7月に導入された日本の制度

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識