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2015年10月29日

【流 通】電球形LED防蛾ランプ開発


シャープは、広島県立総合技術研究所農業技術センター(以下、農技センター)と共同で、夜行性の蛾類(夜蛾類)による農作物被害の低減と、光による農作物の生育への悪影響の抑制を両立させた、電球形LED防蛾ランプを開発した。2016年春に製品化、販売を目指す。

農作物に害をおよぼす夜蛾類を、農薬を使用せずに防除する方法として、黄色に発光する防蛾ランプの効果が認められている。しかし、従来の防蛾ランプは常時点灯する水銀灯や蛍光灯を用いており、キクやイチゴなど光に敏感な農作物の生育に悪影響を与えるため、使用できない。

今回開発した電球形LED防蛾ランプは、農技センターが保有するLED点滅光による防蛾照明技術と、シャープが保有するLEDの設計・製造および制御ノウハウを融合して実現した。LEDを光源に用いることで、ランプの長寿命化と低消費電力化を図るとともに、水銀灯や蛍光灯では実現が難しい点滅発光により、農作物の育成への悪影響を抑制する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:55| 流通