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2015年10月05日

【環 境】日本郵船 電力会社と共同保有の石炭専用船「天竜丸」が竣工へ

日本郵船グループであるシンガポールの現地法人NYK Bulkship (Asia) Pte. Ltd. (以下、NYK Bulkship (Asia))が建造発注した10万載貨重量トン型ばら積み船「天竜丸」が平成27(2015)年9月25日、大島造船所(長崎県西海市大島町)で竣工し、命名引渡式が行われた。

天竜丸は、NYK Bulkship (Asia)と中部電力の子会社が共同保有する業界初の石炭専用船であり、竣工後は中部電力が運転する火力発電所向けの専用船として、主に豪州やインドネシアなどからの石炭輸送に従事する予定である。

また、同船は「幅広・浅喫水」(注)を採用し、通常のパナマックス型船と比べて載貨重量トン数を増加させ、輸送効率を向上させている。

 <本船概要>
(1)全長      :249.98メートル
(2)全幅      :43.00メートル
(3)夏期満載喫水  :12.833メートル
(4)総トン数    :56,897トン
(5)載貨重量トン数 :100,172トン
(6)造船所     :株式会社 大島造船所
(7)船籍      :シンガポール

※ 幅広・浅喫水
水深制限のある港への大量輸送を行なうため、通常の7万トン積パナマックス型ばら積み船より幅を広げた喫水の浅い船型

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:08| 環境配慮型輸送用機器【取り組み内容別】